配水池の手動開閉台を不断水で修理

修理前
修理後

配水池の開閉台は更新が難しい

配水池に設置されている手動開閉台は、一見簡単な構造ながら修繕が難しい設備です。
開閉台本体を更新できれば簡単にできそうですが、いくつかの理由で実際には困難です。

  • 水槽内から工事することが前提となり断水を伴う
  • 故障しているので水抜き自体が難しい。ポンプで排水するかバルブの増設を伴う
  • 開閉台とロッドが接続されているので、一式で交換することになる。最悪バルブも交換
  • アンカーボルトのスパンが合わず、基礎工事が必要となる

これらの理由により、想像以上の費用がかかりますので、更新することが難しいのです。

既存の開閉台を修理すれば解決

修理であれば、条件が緩和されて大幅にコストを下げることができます。

  • 水槽外から工事ができるので断水しなくてよい
  • 既存の開閉台を取り付けるため、アンカーボルトのスパンが問題にならない

修理でも難しい課題は残る

屋外設置の開閉台は、雨水や塩素により激しく腐食していることが多く、分解が困難です。
また、断水しないことにより、各工程で汚濁水の発生をさせない高い修理技術も要求されます。
万一、ロッドが腐食していれば水槽外から交換することになりますが、これは弊社の独自工法です。

この不断水の開閉台修理が確実にできるのは、全国で唯一当社のみと自負しており、大きな強みです。

バルブに故障があったときは

不断水で修理ができるのは、開閉台とロッド交換までとなり、バルブの故障までは修理できません。
バルブの故障による開閉不能は、免責とさせていただきますが悪しからずご了承ください。
作動したバルブを用いて排水をしたのち、断水して作業を行えば別途バルブの修理もできます。

なお、バルブの故障が原因で、修理しても開閉できなかったケースは、弊社実績データで次のとおりです。

  • 常時開 10%
  • 常時閉  0%