電動開閉機のオーバーホール事例
浄水場の電動式ゲート開閉機の定期オーバーホール事例です。
電動開閉機は2年毎に内部のグリース交換が推奨されています。長年メンテナンスを行っていなかったとのことで、グリース交換に加えてベアリングやシール類の一斉交換を行うオーバーホールを実施することになりました。
分解直後のグリースが付着した部品の現状です。グリースが劣化して黒く変色しています。
洗浄後の内部部品です。灯油に漬けて一つ一つ洗浄します。
分解直後の外装部品です。
外装部品の洗浄後の状態です。
取り外した制御部品です。組立の際は、リミットスイッチ、トルクスイッチの調整も行います。
制御部品のマイクロスイッチと、ヒーターとなるセラミック抵抗器です。消耗部品は全て交換します。
ベアリングやオイルシールの消耗部品は全て交換します。
開閉機の駆動部を取り外した状態です。スピンドルのグリースも劣化して黒く変色しています。
スピンドルを設置状態で清掃しました。材質はSUS(ステンレス)ですので、錆もなく良好な状態です。
モータの外装部品です。
モータの内部部品清掃後です。
モータの分解現状です。ベアリングやオイルシールなど消耗部品を交換します。
オーバーホール完了しました。外装は指定色のグレーで塗装しました。