消火栓口金の作製
古い設備の修理を行う場合、まず問題となるのが部品の入手です。専門修理を行う弊社では、市場に頼ることなく自社加工で主要な部品を作製できる体制を整えて対応しています。一例として、廃番となった消火栓の口金を作製した事例をご紹介いたします。
はじめにお断りとなりますが、部品作製は整備の一環としてのみ行っており、現物照合を基本としておりますので、作製物のみの販売はできかねます。あしからずご了承ください。

除雪作業中に車両が衝突したとのことで、大きく口金が変形しています。部品交換をしたいところですが、消火栓自体が廃番となっているため、部品の流通はありません。

自社加工で対応します。まずは材料を手配しました。ここから削り出していきます。

上段の現物を採寸して、下段の部品を作製しました。同型式であっても仕様が異なることがあるので、必ず採寸してから作製しています。

作製物の詳細です。一点制作では、余分な材料はありませんので、加工ミスは絶対に許されません。加工順序を間違えると精度が落ちたり、加工不能となることもあるので、よく検討してから慎重に加工を進めます。

ねじはすべてインチ規格です。加工できない機械も増えたそうですが、弊社では問題ありません。

他社製のキャップを流用するために、先端の取り付けねじのみ仕様を変更して合わせました。

組み立てて完成です。美しい仕上がりとなりました。


