地上式消火栓のオーバーホール
現地で行える地上式消火栓のオーバーホール事例をご紹介します。基本的に掘削を行わずに地上から整備を行います。オーバーホールの際に、経年劣化する部品はすべて交換、分解した部品は手入れをして防錆塗装を施しますので、部分修理のように故障を繰り返す心配がありません。
前澤工業㈱製造の地上式消火栓CR-1です。開閉不能となりオーバーホールすることなりました。
また、放水口の回転体もかなり固着していました。
地上から分解できるすべての部品は、分解して点検清掃を行います。
丁寧にサビ落としをしてから錆止め塗装を行います。
出張工事では、現地でケレンやこれら塗装をすべて行います。
消耗部品は一斉に交換します。
組み立てをしたら、水圧をかけて作動具合と各部漏水がないかを検査します。
上塗塗装をして完了です。放水口も滑らかに旋回するようになりました。
ここまでの作業で、最短でも丸1日間を要します。
労力は要しますが、防災の要ですので手を抜かずに作業を行っています。