北川鉄工所52KⅡ消火栓のオーバーホール
北川鉄工所製52KⅡの整備事例です。主観ではありますが、ここ10数年の間で随分と北川鉄工所製の消火栓が増えたように思います。弊社で扱う設備としては、まだまだ新しい部類となるため、取扱数もそれほど多くはありませんが、今後は増えていくことが予想されます。

開閉不能となりオーバーホールをご依頼いただきました。この型式では、その他にも回転部の固着や弁座漏水もよく見られる故障です。

矢印の部分に亀裂が生じてめくれています。嫌な予感がしたので撮影したところ…

加熱した拍子に破裂して、割れた部品が弾け飛びました。

破裂した部品は入手もできますが、納期の都合で納品を待つことができません。やむを得ず、在庫してある材料から同等品を作製しました。若干ではありますがサイズアップも行い、再発防止にも努めています。

ここにも割れが生じています。原因ははっきりしませんが、凍結割れではないかと推測しています。

管内を点検しています。弁座を始めとする管内の部品に損傷があると、重整備が必要であったり、最悪の場合は修理不能となりますので、よく点検しなければなりません。

分解が完了しましたので、部品一式を工場に持ち帰って整備を行います。天候不良や周辺住宅への配慮、部品作製等により、近年は工場に持ち帰ることが多くなりました。

清掃工程が終わりました。この消火栓の本体には「SGめっき」が施されているので、傷めないように表面だけを軽くケレンしました。

塗装完了です。

底面にも、しっかり錆止め塗装を施します。

圧力検査の様子です。作製した部品も問題なく機能しています。

タッチアップ塗装をして完成です。この機種はチェーンが本体に接触する構造なので、塗装が乾くまでチェーンを付けることができません。ヒートガンで乾かしたり、後日取り付けに来たりと、もうチェーンを付けるだけまで出来ているのですが、完成までは案外時間を要します。

